「あそこではたらくムスブさん」はモリタイシによる漫画作品。
ゲッサン(月刊少年サンデー)で2017年12月号より連載を開始した。
帯の言葉は、「アレを作る理系女子・ムスブさんとの0.01ミリずつ進んでいく恋愛戯曲。」
ムスブさんとの距離を縮めたい…のに。同じ職場で働く理系女子・ムスブさんに好意を寄せる砂上君。だが“コンドーム”を取り扱う会社で働く影響で、ついナチュラルセクハラを連発してしまう…… 「そ、そんなつもりじゃないんですっ!」もむなしく… しかしそんなある日、社内のあるプロジェクトをムスブさんと一緒に担当することに! これは大チャンス…!? はたして砂上君はムスブさんとの距離を縮めることができるのか…!? 大人気作家・モリタイシが描く「理系女子とのむずむずラブコメ」最新刊!
前回はこちら。
新製品プロジェクト始動
念願だった結(ムスブ)さんと接点のある部署へと異動し、環境にも馴染んできた砂上吾郎(さがみ ごろう)に、嬉しい知らせが舞い込んできた。
ムスブさんと一緒に新製品の開発チームに参加することになったのである。

実際に彼を呼んだのは会議の時に褒めてくれていた研究員の刑部(おさべ)なのだが、いずれにしても喜ばしいこと。
アイデアを期待されているのと、市場調査など営業企画室での仕事を生かして貢献できるチャンスである。
うまくいけば、ムスブさんとお近づきになれるかもしれない。
例によって試作品の感想も求められるのではあるが…
今度はなんと答えるのか?

ちなみに新製品は厚物コンドームで、男性向けのイメージが強かった従来のものをリニューアルして、女性にも優しい商品として売り出したいというもの。
この辺は取材協力の相模ゴム工業株式会社の開発エピソードが反映されているのかな。
カップルごとに双方にとっての相性があるものなので、親しみやすさや選びやすさというのは重要になってくる。
ムスブさんの家族
ムスブさんと言えば往復6時間近くかけて通勤しているのだが、過保護な父を始め家族も登場。
頑固な父親かと思いきや、心配性が過ぎるだけのようで、これから仕事で遅くなることが増える娘に対しても理解を示していた。
無理して強がってみせるところとかツンデレっぽい反応。
お母さんのニヤニヤが家族仲のよさを感じさせる。

心配なら会社近くの寮などがあればそちらのほうが安心なのではと思うが、案外彼女の方から言い出したことなのかも。
本人が嫌がる素振りを見せていないからこそ続いているのだろうし。
通勤風景があまり混雑してなさそうなのが救いかな。
気になる相手ができた時にこれがどうなっていくのか。
必然的に最終電車の時間が早くなることで、イベントも発生しやすくなったり?

社内アンケートの準備で遅くなったムスブさんを駅まで送る砂上の姿は頼もしかったし、これで二人の距離が近付くことになったりするかもしれない。
0.01ミリどころではない可能性も?
気になる続きは同日発売のゲッサン 2019年12月号で。