
「きみが死ぬまで恋をしたい」はあおのなちによる漫画作品。
コミック百合姫で2018年8月より連載を開始した。
次第に仲良くなってきたシーナとミミには、触れてはいけない秘密が存在して…?
前回はこちら。
はじめてのともだち
ミミの転入から1ヶ月ほどが経ち、彼女も今の環境に馴染んできた。
身だしなみや部屋の片付けといったことは苦手なようだが、朝はシーナよりも早く起きるし食べ物の好き嫌いもない。
授業もそこそこ付いて行けていると言っていいのかどうか。
この辺は普通の学校生活のようである。

シーナが保護者代わりという点は相変わらずだけれど、ちょっと手の掛かる妹くらいに落ち着いてきている。
それでもフラン先生の検査は割とあるようで、体調管理には学校側も気を使っているのだろう。
そのことに関してはシーナには先生の面倒見の良さとして映っている節がある。
ミミに直接質問をしたこともあった。

彼女は先生のことをオッサンと呼ぶのである。
ここはやはり気になるところ。
単純に性格がおっさんという可能性もあるが、名前がフランである点が後々に効いてきそう。
ミミも先生の正体を知るからこその言葉と思われる。
見た目は当てにならないのかもね。
これまで他の生徒との接触を禁じられてきたミミが、ルームメイトであるシーナに懐くのは自然な流れであった。

なので、二人の関係に友達というワードが使われた時の喜びようといったら、思わずベッドから飛び起きるほど。
彼女は友達ができることにあこがれを持っていたらしい。
ただし具体的にどういうものかはわかっていない様子。
招集がかかっていない時はいつも行動を共にしているし、ルームメイトとしても仲がよく、それ以上の関係を友達として求めるのはたしかに難しい。

他の人とは違う特別なこととは何か?
ミミなりに友達感を出そうと頑張っているのだが、ちょっとまずい流れになってきそう。