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「とんがり帽子のアトリエ」28話(白浜鴎)残された希望は前例のない試み?

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、つばあり帽イグイーンの接触

「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。

月刊モーニング・ツーで2016年7月より連載を開始した。

つばあり帽の魔法で鱗狼の姿に変えられてしまったユイニィを助ける方法は見つかるのか。 

 

前回はこちら。

魔法使いを目指すことになったココは、キーフリーに弟子入りする。ある日、同じ弟子であるアガットとリチェ達が「第2の試験」を受けることに。だが、試験中に「マントのつばあり帽」の妨害が入り、一緒に試験を受けていたユイニィは鱗狼の姿に変えられてしまう。どうやら「マントのつばあり帽」は、ココにユイニィを救うための禁止魔法を使わせようとしていることがわかり――。

(「前回までのあらすじ:とんがり帽子のアトリエ」より)

前例のない試み

アライラを送り出したココたちは、ユイニィの変貌した姿を目の当たりにする。

言葉の届かない鱗狼となった彼を救い出す手立てはあるのか。

アガットの推測では、つばあり帽たちはココに禁止魔法を使わせることが目的なのではとのことだった。

仲間を助ける方法が禁止魔法の使用しかないとなれば、ココは自らの危険を顧みない判断をするかもしれない。

だがそれは、とんがり帽子の魔法使いたちにとって許されない行為である。

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、ユイニィを元に戻す希望はある?
(「とんがり帽子のアトリエ」28話より)

それでも希望が残されているとすれば、ユイニィを元に戻せる可能性がゼロではないという点だろう。

つばあり帽たちには、失われた魔法の存在を世に知らしめたいという目的がある。

そのために特別な立ち位置のココを味方に引き入れたい。

となれば、まずはココ自身に禁止魔法の素晴らしさを体験させることが早道なはず。

でも今のココには仲間がいて、背負っているものもある。 

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、トリプルテールのティアに変身!
(「とんがり帽子のアトリエ」28話より)

まずは自分たちにできることから始めるしかない。

こんな時にムードメーカーのテティアの存在は頼りになる。

怖がりなのに、周りを元気づけるために明るく振る舞うことができる貴重なキャラ。

そこからうまく回っていくのだから、いいチームになったよね。

もちろんフデムシも。 

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、アピールするフデムシ
(「とんがり帽子のアトリエ」28話より)

自分たちの知っている魔法で役立てられるものがないか、片っ端から描いていくのだが、これまで登場した魔法陣のまとめにもなっている。

発想次第では、基本の魔法でも化けるものが出てくることもあるかもしれない。

そして、こういうアイデアは魔法の常識にとらわれないココが得意。

このあたりドラゴンとの対決の時を思い出すね。

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、魔法の効果だけ消せないかな?
(「とんがり帽子のアトリエ」28話より)

ユイニィにかけられた魔法を見つけて、その逆の効果を持つ陣を重ねれば魔法を打ち消すことができるのではないかとの案。

これならば禁止事項に触れずに解決することができることが。

かつてキーフリーが言っていた「元の魔法陣がわかれば助けられるかもしれない」との言葉を思い出してのもので、ココの母親を助けるための望みでもあった。

前例がなく、どうなるかはわからない。 

だからこそやって見る価値はある。

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「とんがり帽子のアトリエ」(白浜鴎)28話より、ユイニィに反転魔法を試みる
(「とんがり帽子のアトリエ」28話より)

三人と一匹の連携によるユイニィ救出作戦が始まった。

はたして結果は? 

あとがき

シリアスなロモノーン編もいよいよクライマックスへ。

リチェが合流してからの展開に期待したい。

 


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