笹乃さい 小学館 2019-03-12
味噌汁がつなぐハートフルお味噌汁漫画! 懐かしのあの子も、まさかのあの先生も揃って、みんなで味噌づくり! 黄色大豆、黒大豆、米麹に、玄米麹… 各々が自分だけの世界に一つだけの味噌づくりに励む中、八重が自家製お味噌に込めた想いとは…!? 味噌づくり以外にも、八重14歳にして“初”バレンタインに挑戦したり、善が自分の“過去”と向き合ったりなど読みどころ満載! 読むとついつい、作りたくなる! ハートフルお味噌汁漫画第7巻!!
父子家庭で一人の時間が多かった中学生・善一郎と、毎日朝ごはんを作りに来るようになった隣の幼なじみ・八重の味噌汁生活。
7巻は自家製味噌づくりに挑戦したり、初めてのバレンタインのエピソードが描かれる。
八重の叔母が来れなくなったために代役の講師に選ばれたのはなんと家庭科の二見先生。
クールで生徒たちにも人気な彼女は実は乙女な性格で…
(「味噌汁でカンパイ!」7巻より)
善と八重の関係に萌える先生だったが、学校での絡みも増えてくるのかな?
「ルミナス=ブルー」1巻(岩見樹代子)
岩見樹代子 一迅社 2019-03-18
"今"の二人の写真を撮りたい! 写真が大好きな高校生・光は、"好きなもの"を撮ると周りが見えなくなることが悩みの女の子。そんな光は転校先で、ギャル風の雨音と、読モをやっている寧々という絵になる二人組と出会う。写真コンテストで受賞を目指す光は、「二人の写真を撮りたい」と言い、彼女たちの関係性を知らずに触れていくが──。
県立青島高校に転校してきた垂水光(たるみず こう)は、写真が大好きな女の子。
廃部になっていた写真部を復活させるため、元部長の葉山うちほと一緒にコンテストでの受賞を目指すことに。
クラスメイト秋本雨音(あきもと あまね)と青野寧々(あおの ねね)をモデルに会心の笑顔の一枚を撮るものの、二人は実は元恋人同士だと知るのである。
四人の女の子たちの友情と恋を描いていくが、個人的に気になっているのは雨音×うちほ。
(「ルミナス=ブルー」1巻より)
幼なじみでそれぞれ片思い中の二人が惹かれ合っていくところを見たい。
いやむしろ片思いのままでも…
作者は太もも好きとのことで、それを裏付ける描写も多い。
眼福です。
「ホクサイと飯さえあれば」8巻(鈴木小波)
鈴木小波 講談社 2019-03-19
料理好きだけじゃない!漫画家を目指す人にもオススメな、ほっこり自炊物語。第8巻は「パンケーキの上にカマンベールチーズ」「鍋焼きビビンバ」「年越しちゃったコロッケそば」「房総名物なめろう」「エビクリームライス」「ちゃちゃっと出来ない本格チキンカレー」「追い謎の肉カップ麺」などを収録。漫画家志望には賞味期限がある‥‥!?女子大生・山田ブンが歩む、漫画創作と料理の楽しい日々をご一緒しましょう♪!
しゃべるぬいぐるみのホクサイと大学生ブンのごちそう漫画。
寒い雪の日、こたつとストーブが頼みのブン宅で灯油がなくなりそう。
いつものように入り浸っている凪のおつかいは、瓶の牛乳。
(「ホクサイと飯さえあれば」8巻より)
給食を作る気だとすぐにピンとくる程度には馴染んでいるらしい。
食器や給食のおばさん風コスプレにもこだわったブンが用意したのは足立区ご当地給食のエビクリームライスだった。
先日、瓶のフルーツ牛乳(明治)が生産終了とのニュースが話題になったが普通の瓶入り牛乳も入手が難しくなっていくのだろうね。
ブンはいまでも凪が普通の中学生だと思っているようだけど…
「メランコリア」下巻(道満晴明)
道満晴明 集英社 2019-03-19
ストーリーギミックマイスター・道満晴明の描くメランコリックスオムニバスついに完結! 彗星・メランコリアの地球衝突まであと少し。喜びと哀しみの中で、人々はどんな終末を迎えるのか――…。憂いは時に喜びとなり、幸せは時に憂いへ変化し、無秩序の中で生まれる「憂鬱」が最高に甘美な感覚を目覚めさせる!! ※このマンガを読みだすと、ループして続み続けてしまうのでお気をつけください。
メランコリア彗星の接近で終末を迎える世界を描く連作短編集。
AからZまでの頭文字をタイトルに持つ26話からなる物語。
それぞれの少し不思議な日常からはじまり、やがて緊迫感を増していき、終盤で一気に繋がっていく。
上巻の時はカウントダウンだと思っていたのだけど、これは循環する物語だった。
読み始めると止まらなくなる。
(「メランコリア」下巻より)
お栄(葛飾応為)のエピソードが気に入っている。
彼女は墜落した宇宙船を助けたことにより、ゲッサンとウルジャンをお礼に受け取るのである。
やがて、江戸中にエロ漫画ブームを巻き起こすことになるのだが…
「天国大魔境」2巻(石黒正数)
石黒正数 講談社 2019-03-22
壁に囲まれた緑豊かな施設の中で暮らす子どもたち。トキオは「外の外に出たいですか?」というメッセージを受け取り壁の外の世界を想像する。外の世界ではマルとキルコがサバイバル生活をしながら天国を目指し旅している。撃退した暴漢から情報を得て「トマト天国」に着いた2人は、そこが目指していた場所ではないことを知り、次の目的地・浅草へ向かう。日本全国、全部廃墟!未来を旅するSFアドベンチャー、待望の第2巻!
大災害で廃墟となった世界で天国と呼ばれる場所を探すマルとキルコ、壁に囲まれた施設で外の世界に興味を持つトキオとミミヒメ。
2巻では、おねえちゃんことキルコの過去が明らかになった。
トマト天国の住人にとあるカートレーサーと瓜二つだと指摘されていた彼女の正体とは?
一方、施設の内部に侵入したトキオとククは保育器の中の異形の生物を目撃してしまう。
壁の中も外も安全な場所ではないようだ。
1巻ではトキオは男の子だと思っていたのだけど、実は女の子なのかもしれない。
たぶんストーリーには影響ないと思うけど。
(「天国大魔境」2巻より)
今度の「人喰い」は積極的に襲ってくるぞ。
「はじめてのひと」4巻(谷川史子)
谷川史子 講談社 2019-03-25
はじめてもっと一緒にいたいと願ってしまったひと―― 大学時代に出会ってから10年間 同じひとにときめき続けてきた だけど気持ちは秘密。 しかし、そのままではいられない出来事が―。 博物館で働き、趣味はランニング。北別府美登利(きたべっぷみどり)(35)は ひたすら結婚式に招待され続けている。その結婚式でであった花房一陽(はなぶさかずあき)と ランニングの趣味で意気投合し いっしょに走るようになるが 花房には彼女がいて―。 “はじめて”をめぐるシリーズ連載 秘めた想いが積もる第4巻!
博物館で働く田中久緒から繋がる人々の、それぞれにとってのはじめてを描く群像劇。
4巻は同じ職場で時々登場していたメガネが印象的な北別府美登利がメイン。
友人の結婚式で袋の取り違えをきっかけに出会った男性・花房と一緒にランニング部を立ち上げる。
(「はじめてのひと」4巻より)
彼女はてっきり文化系なのかと思いきや、学生時代は陸上部でけっこうな負けず嫌いであるらしい。
トレーニングをしてイベントにも出場しようと張り切っていたのだが、彼の恋人が快く思っていないことが分かり…
花房の容姿とか子供っぽさが諏訪内を思い出させるのもあり、こいつめってなるが、明るくこだわらない性格は趣味仲間としてはいい相手だったのだけどね。
結末は5巻へ。
「上野さんは不器用」6巻(tugeneko)
tugeneko 白泉社 2019-03-29
「大好きなあの人が、私のことをもっと考えてくれてたら、いいのにな――♪」そう思い続けて、はや6巻!! 上野さんの科学力を残念に利用した恋のアプローチは続く!! 文化部の部長たちも加わって、ますます賑やかなポンコツラブコメ最新刊★(※別に超豪華なゲスト執筆陣が描く、初の公式アンソロジー小冊子付き限定版第6巻も配信しております。)
中学3年生の上野さんは天才発明家。
現在、同じ科学部の後輩・田中に恋をしている。
彼女の発明は田中を振り向かせるためにあると言っても過言ではない。
今回はさらに、女子部長定例会や上野さんの1年時のエピソードが描かれる。
(「上野さんは不器用」6巻より)
唯一の彼氏持ちらしいことが判明した書道部部長の添木さんが質問攻めに合うなど、もはやただの女子会の様相を呈しているが、これからちょくちょく集まることになりそうだ。
彼女の経験談が上野さんの参考になるのかどうか。
しっかり聞き耳は立てていたけどね。
「それでも歩は寄せてくる」(山本崇一朗)
(「それでも歩は寄せてくる」1話より)
Twitterで連載されていた「将棋のやつ」がパワーアップして帰ってきた。
自称将棋部部長の八乙女うるしと後輩の田中歩は、放課後一緒に将棋を指すことを日課にしている。
将棋で先輩に勝つことができたら告白するつもりの歩は、好きであることを頑なに認めようとはしないのだが…
先輩の破壊力が振り切れてます。
Twitterのときは中学生かと思っていたけど、高校生であることが判明した。
1巻の予約もはじまっている。
▶それでも歩は寄せてくる(1) (KCデラックス)
「六畳一間の魔女ライフ」(秋タカ)
(「六畳一間の魔女ライフ」より)
おんぼろアパートで暮らすマッジとリリカは新米魔女コンビ。
一人前の魔女になるために日々協会の依頼で仕事を受けて入るものの、なかなか生活は楽にならないようで。
押入れの中がマッジの魔女工房になっていて、彼女は一人の時間を大事にしているのだけれど相方のリリカがそれを許さないという状況。
ここの地味なシーンが二人の距離感が現れていてすごく好き。
ひとまず読切での掲載であるが、いずれ連載かもあるかも。
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