「夏目友人帳」は緑川ゆき原作のアニメシリーズ。
2016年10月より5期の放送中。
今回は第4話、的場一門の主催する会合に呼ばれた夏目とニャンコ先生が、祓い屋を襲っているという妖と対峙する。
前回はこちら。
人を操る面の妖怪
的場からの誘いを受けた夏目は、祓い屋の会合に参加する。しかしそこは、最近起きている祓い屋を襲う犯人をおびき出す為に開いた会合だった。犯人は祓い屋内に潜んでるらしく、夏目は素性を隠すため一門の式に変装をして犯人捜しを始めるのだった。
(あらすじ:公式サイトより)
的場の別邸に招かれた夏目とニャンコ先生。
ここは、かつて祓い屋を営んでいた的場一門傘下の家が、跡を継ぐものがいなくなって残った屋敷。
元々は、的場家をはじめとする祓い屋の大家十一家での協定として、見えるものが生まれず跡継ぎが途絶えた際に、一族を妖から守ることを目的としていた。
現在の若き当主、的場静司は傘下の祓い屋を増やそうとしている。
管理は大変になるが、それなりに利があるらしい。
そして、そのための強い力を持っている。
夏目のことも、一門に入らないかと誘うのだったが。
「的場に入れば守ってやれる」 とのセリフから、夏目のことも気に入っている様子が伺われる。
以前とは違い、物腰が柔らかなのは、夏目の持つ力を認めているからだろう。
今回は正式に依頼してきた。
件の妖怪は、人の顔に取り憑いて操る「禍ツ面(まがつめん)」 の一種のよう。
的場にも見分けがつかなかったその妖を、夏目は見破ってみせた。
妖は、的場を疎ましく思う人物がわざと自分に取り付かせて、人を操ろうとしていたようだ。
この会合に集まってきている祓い屋たちは、的場のことを快く思っていないものも多い。
当主の力が強いために、渋々従っているものもいるだろう。
そしてそれは的場の右目が大妖に狙われていることと関わりがある。
力の強い妖と繋がりを持つことで、強い力を保つことができると言われている。
的場は、自分の右目を狙わせ続けることで力を保とうとしている。
代々それが当主の宿命。
約束を守らぬ一族として、妖との契約も力技で行うしかない。
そんな彼にとって、夏目とニャンコ先生の関係は不思議で興味深いものに映っているのだろう。
その疑問に、夏目は「約束したんです」と答える。
屋敷から飛び去る夏目とニャンコ先生を、的場はどんな思いで見送ったのか。
今回はニャンコ先生の活躍回でもあった。
屋敷の結界に中てられて、 ”酔っ払った中年みたい” になっていたが、いざとなったら用心棒ぶりを発揮する。
そして心配で見に来る過保護な名取。
あとがき
今回、的場と名取の付き合いが長いこと、ヤモリのことにも言及されていた。
二人の学生時代の話も見たいね。来期になるかな。
次回は第五話、「結んではいけない」。ついに多軌が登場する。
原作では前回に引き続き13巻より
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