「あやかしトライアングル」は矢吹健太朗による漫画作品。
2020年6月より週刊少年ジャンプで連載を開始した。
式鬼を使って風巻家を探る人物の正体とは?
『ToLOVEる』矢吹健太朗最新作!
不思議な妖怪「妖(あやかし)」がいる日本。妖と戦う忍者「祓忍」の風巻祭里は、幼なじみで妖が好きな少女・花奏すずを守るべく日々妖と戦う。だがそこに猫の妖シロガネが現れて...? 妖の禁術で女の子になってしまった祭里。幼馴染のすずを妖から守れ!
(あらすじ:「あやかしトライアングル」(矢吹健太朗)より)
前回はこちら。
祭里のライバル
女になった祭里を男の姿に戻すため、シロガネと仲良くなることを決めたすず。
風巻家で飼われるようになった妖の王の元に通うことに始まり、自然と祭里と一緒の時間も増えるのであった。

学校ではヤヨ(鳥羽弥生)やルー(月丘ルーシー)と行動することも多くなりそうだ。
相変わらずいいキャラの二人。
ヤヨの方はスキンシップ強めの女の子で、ターゲットにされた祭里はこれからも狙われる場面が見られるだろう。
他の二人にはないものをお持ちのようなので。
今回は、そんな祭里を苦々しく見つめる人物が現れた。

彼は一つ上の先輩で、祓忍の二ノ曲宗牙(にのくる そうが) 。
かつて祭里の初任務の際に同行してくれた "神速"の使い手である。
人に害をなす妖を退治する祓忍の仕事に誇りを持ち、祭里をライバルとして認めてくれていたようだ。
それなのに、本人は女になったあげくに肝心のシロガネは祓われることもなく同居しているというありさま。
これは捨て置けるはずはないだろうと。
ということで、今度はシロガネのことも守る必要がでてくる事態になりそうなのである。
またまた入り組んできたぞ。

祭里に危害を加えるつもりはなさそうなのは分かったが、それはそれで別の可能性も出てくるのではとの懸念がある。
もともと二ノ曲先輩は、以前の祭里が見せたような、たとえ男に戻れなくても人を脅かす妖を退治しようという信念を認めていたようだ。
そんな彼が、女の祭里に惚れてしまうようなことがあったならどうするのか。
自らの役目に忠実で真っ直ぐな性格の先輩は、どうやら女子に免疫がなさそうである。

角度的に、先輩には丸見えだったよね。
これは意識しちゃうんじゃないの?
その様子をハレンチだと言うちょっとおこなシロガネは何目線なんだろう。
えっちな方向にいくのはけしからん的な歯止め役なのかな。
確かに祭里ももう少し羞恥心を身に付けたほうがいいのだろうけれど。
指摘されたときの反応はかわいかったので、その点ではシロガネはいい仕事したね。