「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。
月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。
厳しい合宿を乗り越えたワラビーズは選手権埼玉予選へと挑む。
前回はこちら。
新戦力の手応え
チームとしての戦術も決まり、大会に向けて準備を進めるワラビーズ。
新しい挑戦に当たり、強みになるのは対応の速さと理解度の深さ。
今までレギュラーだったからと言って安心してはいられない。

(「さよなら私のクラマー」50話より)
ワラビーズは1年生の多い若いチームで、伸びしろにも期待できる。
基礎体力も向上してきただろうこの時期、控えの中から台頭してくる選手もいるかもしれない。
局面に応じて躊躇なく交代できるサブメンバーがいれば心強い限りだ。
今回、船橋戦で活躍した越前や過去に名前の登場している平賀に加え、新たな戦力が名乗りを上げている。

(「さよなら私のクラマー」50話より)
これまでの試合で応援する姿が何度か見られたこの選手は、朝日奈珠(あさひな たま)。
戦術理解がレギュラー陣より高いとの評価で、男子を加えた紅白戦でも活躍していたので、予選でのデビューが決まりそうだ。
前線の方での起用になるのかな?
白鳥や御徒町たちもうかうかしてられなくなるだろう。
キーパーはカコカリ(加古川香梨奈)が安定している印象だが、やはり控えは欲しいところ。
宇都宮星羅(うつのみや せいら)が登場したことで、お互い切磋琢磨しながら成長していければいいよね。

(「さよなら私のクラマー」50話より)
埼玉予選をテストマッチとして捉えていいのかどうか、実際にはそこまでの余裕はないだろうけど、上位陣と当たるまでに試合の中で調整していくことになりそう。
序盤は危なっかしいところもあるだろうが、彼女たちには突破する底力があると信じたい。
新川直司 講談社 2020-06-17
累計500万部突破!『四月は君の嘘』の著者・新川直司の最新作は、女子サッカー。埼玉県蕨青南高校、通称「ワラビーズ」と呼ばれる弱小女子サッカー部に集まった個性豊かな少女達。名セリフの数々と、躍動感あふれる試合シーンで綴られる彼女達の物語から目を離せない! JKFBインターリーグ決勝、興蓮館戦も後半残りわずか。圧倒的不利な状況の中で1点を取り返したワラビーズはこのまま逆転勝利を掴めるか!?