「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
51話は、再び菜花の前に現れた猫鬼。
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はある門を通り大正時代に漂流。同じ「猫鬼の呪い」の陰陽師の摩緒(まお)と出会う。彼は寿命を操る秘法を継ぐために必要な生贄。故に5人の兄弟子に命を狙われている。師匠から寵愛された摩緒を憎む不知火。想い人・紗那が彼の元にいるのが解せない摩緒。因縁深き2人の対決は一時中断し…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)51話 ―菜花の疑念―」より)
猫鬼に疑問をぶつける菜花
水の術師・不知火を撃退したものの、摩緒も式神から受けた傷がある。
すぐには動けない彼のために、再び菜花が血を分けることに。

負担がかかるのでなるべく避けたい方法だが、蠱毒の完成までは致し方がない。
実際にどのような影響があるのかは分からないとは言え、命を削っているのではとの考えも的外れなものではないだろう。
華紋の女性には優しい所はこんなところでも一貫しているのね。
以前この力を使った時は猫鬼が警告に現れたけど、今回も例外ではないようだ。

二人に流れているのは猫鬼の血だから、という理由らしいが、時代を超えても感じ取れるものなのか、それとも菜花が現代に戻った瞬間を補足されているのか。
それを感知できるということは、この時代に摩緒が存在しているのかどうかも知っているのだろう。
その上で体を取り戻せていないということだ。
当面は菜花も安全ということでいいのかな?
その気になれば利用して復活を企むこともできそうだが、今のところそんな雰囲気はない。

むしろこのタイミングで接触できるのは好都合かもしれない。
紗那と幽羅子の件に関して猫鬼はどのくらい把握しているのか。
蠱毒にされている間の空白期間があり、また摩緒と戦っている間の出来事だったと思われるが、何らかのヒントになる情報を知っているのでは。
単行本5巻は2020年8月18日発売予定。