「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2016年7月より連載を開始した。
41話、ココたちのアトリエを訪ねてきたタータの目的とは?
前回はこちら。
第2の試験に合格しアトリエに戻ったココたち。試験中のキーフリーの行動に疑問を持ったオルーギオは真意を問い詰める。自分の目がだんだんと見えなくなっていることを語り始めたキーフリーは、つばあり帽が研究している新しい禁止魔法を止める意志があることを伝えるが、直後、オルーギオの記憶を消してしまう。何事もなかったかのように平穏に戻ったアトリエ。そこにカルンで出会った少年・タータが、「銀夜祭」への出店を手伝ってほしいと頼みに来るのだった。
(「前回までのあらすじ:とんがり帽子のアトリエ」より)
29日目 #毎日カモメモついにあと1日となったので今日は版権絵ではなくお久しぶりのこの二人 pic.twitter.com/UO6ABkIrGm
— とんがり帽子のアトリエ7巻5/22📚白浜鴎 (@shirahamakamome) May 6, 2020
休載期間に当たる4月から5月にかけて作者のTwitterで1ヶ月間毎日イラストを投稿する企画が行われ、前作「エニデヴィ」も登場した。
魔法のお店を手伝うことに
ココたちのアトリエに、魔材屋の少年・タータが訪ねてきた。
間もなく始まる銀夜祭での出店を手伝って欲しいのだという。

キーフリーたちも行きつけの「星の剣」の店主・ノルノアが腰を痛めてしまい、人手が足りないらしい。
条件として、城門前広場に出す好立地な天幕を半分使わせてくれるとのこと。
お祭りを楽しむためには願ってもない申し出である。
これまで何度か言及されてきたこの銀夜祭、具体的にどのような催しなのかが少しずつ見えてきた。
ゾザの島都エズレストで行われていた魔法の品評会が元になっていて、オルーギオのように魔法器制作をする者や、テティアのようにオリジナル魔法を開発する者にとって重要なイベントであるだろう。
ココが幼い頃に行った城下の祭りも、この銀夜祭だった可能性がある。
魔法に関心を持つ人々が集まるこの機会を、つばあり帽が逃すとも思われない。

そして、この特別な日にココは新しい杖を手に入れることになりそうだ。
タータが彼女に合わせて作ってくれる専用の道具で、魔法陣の精度も期待できる。
しばらく会わない間に彼も魔法を使えるようになっているみたいだし、それぞれの成長が楽しみだね。
作中ではそんなに経ってないのかもだが、けっこう久し振りの登場となった。
一方で、祭りへの参加に浮かれていない顔も見受けられる。

大講堂編では回避できたアガットの家族との遭遇も今回はあったりして。
ココが信じてくれたことや仲間たちとの共同魔法の体験で少しは救われたと思いたいところだけど、今はまだ憂鬱になるのも仕方ないか。