「小さいノゾミと大きなユメ」は浜弓場双(はまゆみば そう)による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2019年5月より連載を開始した。
14話は、ノゾミの正体に感づいたユメがついに切り出す。
前回はこちら。
目を覚ますと身長12cmの体になっていた女子高生・小岩望実(こいわ のぞみ)が命からがらたどり着いたのは、ひきこもニートの大久保由芽(おおくぼ ゆめ)が住むアパートの一室。ユメに物置の隠れ家が見つかりかけ、すんでのところで撤収したノゾミだったけど、回収しそこねた手鏡をつきつけられて…?
(「前回までのあらすじ:小さいノゾミと大きなユメ」より)
ノゾミは現実の少女?
コンビニからの帰り道、ノゾミはユメに問い詰められる。
物置で発見されたペットボトルや手鏡に端を発する疑問が、500円硬貨を拾えたことにより確信に変わりつつあった。

この日のユメはいつもとちょっと違う。
ドーナツが楽しみすぎてお酒を飲むのを忘れたか、まるで別人のような冴えを見せているのである。
ノゾミがたじたじなのも珍しいなと。
妄想の中の存在ではなく現実にいることに気付かれた時、二人の関係はどうなってしまうのか?

隠し通すのもそろそろ限界だろうか。
ノゾミの言い訳もさすがに苦しいし、変に突っぱねて衆目に晒される事態に発展するのも避けたいところ。
ついに観念する時がやってきたようだ。
事情を理解して受け入れてもらえるなら、それに越したことはないのである。
ユメなら頼りない代わりに悪いこともできそうにない。
これまで通りにノゾミが手綱を握っていけばいいと思う。
なんだかんだ言って今のところただの引きこもりでしかないのだし。

もしかしたら、ノゾミを助けたいという気持ちが彼女の社会復帰を早めることになるかもしれない。
でもまずは食生活の改善が期待できる点が大きいのでは?
単行本2巻の発売日は現在不明。
「おちこぼれフルーツタルト」のアニメ放送や同日発売の予定だった単行本の延期が決定しているので、本作も同様に考えた方がいいかも。