「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
前回はこちら。
[第4話] 【推しの子】 - 赤坂アカ×横槍メンゴ | となりのヤングジャンプ
最初の数話は試し読みもできる。
双子たちの可能性
復帰を果たした星野アイを擁するB小町の注目度も上がり、アイドルとして順調に活動しているかに思われた。
楽曲の売上ランキングも好位置に付けているし、まずは悪くない滑り出しと言えるだろう。
そんな状況でもアイ自身には一つの悩みがあるようだ。
手元に給料として入ってくるのはささやかな額であること。

(「【推しの子】」4話より)
一人の時には気にしなかったことでも、子供たちに色んな可能性をあげたいと考えるようになった今では少々心許ないのである。
弱小芸プロに所属する彼女がより多くの仕事を取れるようになるためには、何か強力な武器が必要だと。
ルビーの案が採用できれば強いのだけれど、それはそれで疲弊していくシステムかもね。
アイドルと家庭の両立を前提とする以上、移籍やソロ化は得策ではないだろう。
ではどうするのか、というのが今回のエピソード。

(「【推しの子】」4話より)
B小町の他のメンバーも初めてセリフが出てきたが、アイとの仲も悪くはなさそうだ。
グループ内で飛び抜けた存在として妬まれるよりは、年下キャラとしてむしろかわいがられている気もする。
まずはB小町としての躍進が第一かと思うのでこのことは都合がいいかも。
その鍵になりそうなのが双子だったり?
実際は推しのライブではしゃいでいるだけなのだけど、思わぬ場所で我が子の姿を目にした彼女に生じた隙が、波紋を呼びそうだ。

(「【推しの子】」4話より)
赤ん坊らしからぬ方法でサポートするのかと思いきや、予想外にかわいい方法を持ってきた。
スタッフの子供である設定と、以前のアイの「ウチの子」発言がどう取り沙汰されるのか。
カムフラージュに本当に猫を飼う展開もあるかもしれない。
横槍メンゴ 小学館 2020-02-28
結ばれることのなかった初恋の人。憧れ続けた同級生。なりたかった理想の自分。 永遠に届かないあなたに恋をしてしまった私たちは戸惑い傷つき失いながらも、自分だけの答えを求め彷徨うーー 『クズの本懐』の横槍メンゴが贈る7編の青春オムニバス。