「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
猫鬼の件を相談し現代に戻った菜花を待っていたのは…
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はひょんな事から大正時代に漂流。陰陽師の摩緒(まお)と出会う。同じ「猫鬼の呪い」にかかる摩緒は寿命を操る秘法を受け継ぐ生贄らしく5人の兄弟子から狙われている模様。一方、猫鬼に謎の警告をされる菜花。それを知った摩緒は彼女の血を貰うと元気になるが命を奪っていると考え…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)43話 ―与える者―」より)
ついに家の中にまで
現代で猫鬼と接触したことを聞いた摩緒が、菜花のために護符を用意してくれた。
水に溶かして飲むタイプで、無くしたり剥がれたりする心配のないすぐれもの。
これで次に会っても幾らか気が楽になるだろう。
まだ戦う術を持たない菜花にとっては遭遇しないのが一番なのだけど。

ついでに魚住さんの式神としての名前も判明。
しっくりくると言うかそのままんまだね。
普段は家事に徹している彼女がどのような力を持っているのか未知数だけれど、道具があればできることもあるのかもしれない。
蠱毒の壺を追った乙弥のように何かしらの術を使えたりとか。
先日は鎌を手に結界を突破してくる姿を見せるなど、その存在は心強い限りである。

準備を整えて現代に戻った菜花だが、自宅にはすでに猫鬼が入り込んでいた。
おじいちゃんの膝の上で寛ぐ猫。
菜花の留守中はほとんど活動停止状態らしいおじいちゃんが猫鬼と一緒にいるのは操作されてのことなのかな。
いつでも手を出せるぞ的な警告の意味もありそう。
ただ、猫鬼自身は菜花に危害を加えるつもりはないようだ。
やがてくる事件の黒幕との戦いに協力することもあるのだろうか。

魚住さんが猫嫌いだとおじいちゃんに思われているところがいいな。
昔から菜花に近づく猫に注意を払ってきた結果なんだろうね。
単行本4巻は2020年5月18日発売予定。