「きみが死ぬまで恋をしたい」はあおのなちによる漫画作品。
コミック百合姫で2018年8月より連載を開始した。
11話は、理想と現実の違いを目の当たりにするシーナだが…
前回はこちら。
なんと一巻の重版がまたまた決まったそうです…!ありがとうございます〜〜!!(T . T)(T . T)(T . T)#きみが死ぬまで恋をしたいpic.twitter.com/DwejGJRlbx
— あおのなち (@aooont) July 3, 2019
今月号では3ヶ月ぶりの掲載となり、その間に2巻の発売と再びの重版も決まっている。
戦争のある日常
ミミのことを心配するあまり、シーナは彼女が出撃しなくて済む方法を模索するが、もとより見つかるはずはなかった。
もしあるとすれば、戦争が終わったときかミミが死んだときなのである。
自身が召集されたこともなく、待つしかない彼女にできることと言えば、せめて無事を祈るくらいだろうか。
それでも、「ケガしないで帰ってきて」の言葉はミミにはとてもうれしいものだったようだ。
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召集組の生徒たちの帰還を聞いたシーナは早速ミミを迎えに行くのだが…
保健室はまさに修羅場で、フラン先生も手が離せない状況である。
助手的な立場の生徒も見られるが、保健委員とか救護班とかだろうか。
日常的に負傷者を多く出すこの学校の性格からして、そっち方面の人材も必要なはず。
いずれシーナも参加するようになるのかな。
返礼の日に見せた力をうまく発展させられれば、貴重な存在として成長していく気がする。
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奥の部屋での待機中に、フラン先生に届けられた荷物を見てしまったりもしたのだけど。
今のシーナには現実を知る意味ではよかったのかも知れない。
彼女のここ最近の悩みは、出撃を繰り返すミミのために何もしてやれないことに起因していると思うので、綺麗事ではないところでできることを考えてみるといいだろう。
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実際には十分に心の支えになれているのだけれど、以前ルームメイトがいなくなった経験をしていることが忘れられないのだろうね。
ケガをしないことは無理だったが、ミミの戦いぶりは変化しているのだろうか。
他の生徒たちよりもダメージが大きいのは、守ろうとする意識が以前よりも働いているせいかもしれない。
回収されるほどのケガはそう多くないとしても、無傷で帰れることはミミでも難しいのかも。
そう考えると、初めて会った時の印象も変わってくるかな。
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ミミがこんな笑顔で帰れる場所ができたのは大きいと思う。
ちなみにシーナが作ってやる花かんむりには、「永遠の愛」「幸福」などを意味するものが使われている。
今回は巻頭カラーなんだけど、扉絵がすごくよかった。
3巻の冒頭でそのまま収録されるんじゃないかな。