「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
顔のない子爵の怪しげな行動は奥方に化けた蜘蛛女の仕業だった。
黄葉菜花、その体に秘めた力、本領発揮!?
中学三年の黃葉菜花はかつて事故に遭った場所を通ると大正時代へ。そこで出会う少年・摩緒に「妖」と言われた翌日に身体能力が覚醒。その謎を解くため再会した摩緒は最強の蠱毒、猫鬼に呪われた陰陽師だった。人の体を奪う“猫鬼”を追う彼は疑わしい子爵の家に侵入。が、黒幕は妻の蜘蛛女で…
(前回までのあらすじ:「週刊少年サンデー 2019年27号」より
前回はこちら。
蜘蛛女との対決
正体を現した蜘蛛女が菜花たちに襲いかかった。
やっかいなのはやはりその糸である。
ちょっとやそっとの力や刃物では切れない代物らしい。
摩緒たちに勝ち目はあるのか。

ここでの乙弥の質問が意外なものでもあるのだが、1話での摩緒の反応も同じようなものだった。
妖として強力な力を秘めているため、ヒロインが襲われているのに見守るという選択肢もあるのだということにじわじわくる。
問題は菜花ではまだ自分の力を十分に引き出せないだろうということ。
現時点で判明しているのは、人としては異常な身体能力と特殊な血の力。

今回はそんな菜花の力が発揮されることになる。
ひ弱だったと語る彼女を乙弥が信じようとしないのも無理はないなと。
刀の力が特殊なのか、菜花の力技なのか、摩緒の出番が無くなっちゃうんじゃと思わせる活躍。
この摩緒の持つ武器は特別なものらしく、効果は不明だが他の者に使えるはずはないのだという。
ただ一つの例外を除いては。

子供時代の菜花が出会った妖怪が猫鬼である可能性が高くなってきた。
そして、メインで戦うのは彼女の方が向いていたりして。
摩緒も猫鬼に執着するあまり、違うとわかると急速に興味を失うところがあるようだ。
前方後方でうまく噛みあうといいけどね。