「ポチごっこ。」はアッチあいによる漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2019年より連載を開始した。
ねえポチ。名前気に入った?
飼い主JKと一つ屋根の下。主従関係ラブコメディ!
前回はこちら。
花宅での生活開始
飛び降り自殺を図った友寄が目覚めたのは、朝のバス停で見かける女子高生の部屋。
彼女は友寄のことをポチと呼び、自分が飼うと言い出した。
拒否権はない。
社畜としての人生を捨てた彼に、新しい犬としての生活がやってくるのである。

(「ポチごっこ。」2話より)
彼女にとっての犬とはどのような存在なのか。
とりあえず食事に関しては人間の食べ物が提供されるらしい。
気になるのは、家の中に家族の気配がしないことなのだが…
室内で飼うのならばそのほうが都合がいいとも言えるが、高校生が一人で暮らしているのだろうか。

(「ポチごっこ。」2話より)
スマホも取り上げて外部との連絡を断とうとしているが、その気になれば奪い返せそうなくらい緩い。
軟禁とかまでするつもりはなくて、本当に室内飼いのペット扱いなのらしい。
この子が欲しいのは、いなくならない家族なんだろうね。
夜中に目が覚めて、ちゃんといることを確認したときのホッとした様子を見ると、トラウマになっているのかもしれない。

(「ポチごっこ。」2話より)
こんな表情を見るとね。
強がってはいても寂しい思いをしてきたんだろう。
家の中は片付いているけれど料理はできなさそうなので、そのへんをポチがカバーできればいいのではないだろうか。
ペットとは言え元は人であるし、一宿一飯の恩的なあれをね。

(「ポチごっこ。」2話より)
彼女・花が学校に行っている間は家でお留守番をすることになるが、書き置きでおにぎりが用意してあった。
「家のことやっておいてね」
これはもう主夫の役割を期待されているということでいいのかな。
問題は彼の社会的死をどう処理するのかという点である。
この生活を受け入れるとして、環境を整えるのに課題は多そうだ。