
「赫のグリモア」はA-10(エーテン)による漫画作品。
別冊少年マガジンで2018年9月より連載を開始した。
乃恵留と共に『機構』の実戦訓練に参加した若葉は、大型の野良魔獣と遭遇するが…
大麦若葉は「魔獣」赤ずきんと死闘の末に契約。彼女は絵を具現化する力で人々を守る「書の魔導士」の使命を曾祖母・茜から引き継ぐ。魔導士の組織『機構』(ゲゼルシャフト)に加入することに決めた若葉。魔導士を襲う『兄弟団』(フラタニティ)が茜を殺したことを知り、若葉は彼らと戦う事を決意した。
(前回までのあらすじ:「別冊少年マガジン 2019年6月号」より)
前回はこちら。
野良魔獣駆除の任務
『機構』での初めての実戦訓練に挑むことになった若葉たち。
コンビを組む相手は従徒(スクワイア)主席の羽生乃恵瑠である。
訓練とは言っても、野良魔獣駆除の任務に参加する本格的なもの。
一歩間違えば命の危険もあるだろう。

現場を担当する執行部2班の
前回で姉妹間の確執が存在することが判明したが、自分とこの班でも口の悪さは相変わらずのようだ。
魔獣たちの返しもまた、これが日常的な光景なのだろうと思わせる。
それでいて班長補を任されているところを見ると仕事はきっちりやるタイプなのかもしれない。

今回の作戦は、トンネルに潜伏している魔獣を一方から神田辺隊が追い込み、若葉たち星川隊が迎え撃つかたち。
「人造魔獣」という言葉が出てきていたが、戦時中に作られた破壊兵器のようなものだろうか。
見た感じ意思の疎通はできなさそうだ。
この辺は野良だからなのか人造だからなのかは不明。
現場に残された車などを喰らい肥大化する厄介な相手ではあるものの、危機等級は低めと新人向けに配慮はされているらしい。
一人前の魔導士からすれば楽な仕事なのかも。

まだ戦闘慣れしてない若葉の場合は経験を積むことが急務である。
乃恵留がやっていたように武器や道具をデッキ化する方法は確かに合理的で、そういった基本的なことを学べるのも一緒に組ませた理由かもしれない。
描画スピードやセンスで補っている若葉もすごいのだけど、彼女の成長があかずきんの能力を引き出すことにつながるのであれば、まだまだ伸びしろは大きいだろう。
敵がそれを待っていてくれるとは限らないが…

次回が緊急事態に発展しそうで目が離せない。
兄弟団の団長は星河美冬管理官と旧知の仲のよう。
というより元『機構』の仲間なんだろうね。
同期だったりするのかな?
ちなみにTwitterでの情報によると星河管理官はJD設定ということが判明している。
意外と若い。
6月の新刊リストにも情報が載っていなかったので2巻は7月以降になりそう。