「乙女怪獣キャラメリゼ」は蒼木スピカによる漫画作品。
月刊コミックアライブで2018年2月より連載を開始した。
感情の高ぶりに呼応して大怪獣へと変貌する女子高生「クロエ」。東京都民の皆様にご迷惑をかけないため、日々平穏に務める彼女であったが、イケメン男子「新汰」により、その日常は崩されていく……。
前回はこちら。
初デートは夢の国
赤石黒絵は気持ちが高ぶるとからだが怪獣化してしまう特殊体質の女の子。
彼女は今、試練の時を迎えていた。

気になっている同級生の南くんと遊園地でデートをすることになったのである。
友人の有里真夏に服を選んでもらい、しおりを作って楽しみにしていた彼女だが、心配事がひとつ。
体質のことを知られずに乗り切ることができるのか。
せっかく仲良くなったのに、秘密がバレると嫌われてしまうかもしれないし、引っ越しだって余儀なくされる可能性が高い。
今回は、そんなピンチを乗り越えつつ距離を縮めていく様子が描かれる。

これまで南くんも薄々感付いているのでは、という場面も見られたが、そこまで鋭くはないようで…
さすがに大怪獣にまで変身してしまうとは思わないだろうしね。
アトラクションによっては密着度も高くなるのでいろんな意味でドキドキしそうだ。

夢の国ならではの言い訳も飛び出したり。
何度も使える手ではないけど、初デートが幸せな思い出になってよかったね。
周りの反応が、多少の怪獣化では気に病まなくてもいい事を示している。
むしろ南くんが理解者になれば何度でも使えるようになるのだけど。
そのへんはどうなるのかな。

新キャラの生物学者・響野光太郎(ひびの こうたろう)の登場で、赤石家の事情もおぼろげに見えてきた。
立場的には敵か味方かは分からないけれど、黒絵の怪獣化の制御をする鍵になるのかもしれない。
怪獣の秘密を知っていそうなセリフが気になる。
そして、われらが真夏さんは…
登場場面はやや少なかったものの、表紙にもなったしインパクトでは負けていない。

いつか思いが届くといいよね。
あとがき
最新の月刊コミックアライブ2019年3月号では本編は休載。
代わりに2巻の紹介記事と記念イラストが掲載されている。