
「空電の姫君」は冬目景による漫画作品。
月刊バーズで2016年より「空電ノイズの姫君」として連載を開始、同誌の休刊に伴い2019年よりイブニングへ移籍した。
前回はこちら。
屋上で歌う夜祈子
近頃学校へ出てこない夜祈子を訪ねた磨音は、屋上で歌う彼女を発見する。
それは、磨音の夢に出てきた景色を思い出させるものだった。

(「空電の姫君」2話より)
磨音のギターで歌う夜祈子の姿。
屋上で演奏するMVはビートルズ以降たくさん作られてきたが、磨音が見たのはどれなんだろうね。
いつか二人で活動する日がやってくるのかな。
それが本当に正夢になればいいのだけれど。

(「空電の姫君」2話より)
表に出たがらない夜祈子も、歌うこと自体は好きだし、プライベートでは嫌がる素振りはあまりない。
ただし、この組み合わせは何気に初の場面じゃないだろうか?
選曲も渋いけど対応できる磨音も磨音だ。
そもそも、夜祈子が人前で歌いたがらないのはなぜなのか。
本人が口にする理由以外に原因があるのではとの考えに、磨音も薄々気付いてはいる。
ここのところ落ち着いていた過去のトラウマが関わっているのは確かだろう。

(「空電の姫君」2話より)
数少ない理解者のひとりであるバイト先のバーのママとの交流の中で少しずつ見えてくるのかも。
この人も謎だけど近親者のような接し方。
個人的には母方の叔父だった人なんじゃないかと考えている。
または祖母の店で働いていたとか。
このへんの過去のエピソードを見てみたい。
一方、次のライブに向け練習中のアルタゴは…

(「空電の姫君」2話より)
気合十分なようだ。
こんどは成功させないとね。
高瀬はベース変えたのかな?
あとがき
月刊バーズで連載されていた残りのエピソードにイラストを加えた「空電ノイズの姫君」3巻が幻冬舎から発売される。
イブニングは月2回発売なので早くも2回目の掲載となったが、次回からは月一更新になるとのこと。
第3話は6号に載る予定。