「夏目友人帳」は緑川ゆき原作のアニメシリーズ。
2016年10月より5期の放送中。
今回は特別編、散歩中に夏目とはぐれたニャンコ先生が、森で迷子になっていた子供たちと出会う。
前回はこちら。
森で迷子になった兄妹
ある日、夏目と散歩していたニャンコ先生だったがうっかりはぐれしまい、迷子の兄妹に出会う。行きがかり上、一緒に目的地まで付き添うことにするが、慣れない小さな子供に手を焼くことに。中級妖怪たちやヒノエのとんちんかんなアドバイスを受けながら、目的地を探すのだが・・。
(あらすじ:アニメ 夏目友人帳 公式サイトより)
冬が近づいているある休日、夏目と散歩に出ていたニャンコ先生は、赤とんぼにつられて森の方へ駆け出していく。
めずらしく、先生がリードを付けている。
そこで出会ったのは、幼い人の子の兄妹だった。
どうやら迷子らしい。
おつかいのために三ッ森ストアへ行くところなのだが、子供たちが舌っ足らずなために、ニャンコ先生には聞き取れない。
ともかく妖の多い森を出て、誰か子供の扱いに慣れた者に託そうと、途中まで付き合ってやることにする先生だった。
子供たちは片時もじっとしていないので、先生も一苦労だ。
泣き声で集まってくる低級妖怪たちを追い払ったり、危ない行動を止めに入ったり、なかなかの面倒見のよさ。
それでも知り合いに会った時などは天の助けとばかりに喜ぶニャンコ先生が見れる。
ヒノエの占いで方角と次の助けが判明する。艮(ごん)*1の方角で強い気の持ち主とのこと。
わかりにくいが、両前足を合わせて拝んでいる。
三ッ森ストアへ行く目的のひとつは、ぱくりんチョコを買うこと。
一度食べたら病みつきになるほどのおいしさだという。
祓い屋の名取も子供の頃からこれだけはやめられないようだ。
夏目のクラスの委員長、笹田もこのお菓子が大好きらしく、まだ食べたことのない多軌を連れて三ッ森ストアに買いに来ていた。
鉢合わせた夏目にも布教して去っていく。
「中毒になっても知らないからね」とのこと。
多軌としては、その中毒性から自制しているのかも知れない。太るしね。
彼女の自制がきかなくなるのはニャンコ先生を見た時くらいだろう。
夏目と先生は結局ニアミスだったが、この笑顔が見れてよかったのではないか。
先生を探し歩いているときの周りの反応がことごとく夕飯になったら戻るだろうというところが先生への信頼の証とも言えなくもない。
妖たちの協力でようやく店にたどり着くと、母親が子供たちを待ち構えていた。
到着が遅いのであちこち探し回っていたらしい。
それを満足そうに見つめるニャンコ先生が塔子さんに会ったときの反応に注目。
あとがき
本来なら第七話の枠なのだが、制作が間に合わなかったのか、OVA「いつかゆきのひに」に収録されているこのエピソードが代わりに放送された。
以前も放送されたことのあるものだが、このほのぼの感もいいんじゃないかな。
主要キャラも続々登場して豪華だし。
今回のニャンコ先生の呼び方もこれまでにない豊富さだった。
多軌のつるふか先生や笹田のブサイクちゃん始め、鏡餅、肉襦袢、しゃべるたぬき、ニャンニャン先生、ポン太、ネコちゃんなど。
次回は第七話、「遠い祭り火」のはず。
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*1:"うしとら"とも読む。北東。