「地球のおわりは恋のはじまり」はタアモによる漫画作品。
超ネガティブな女の子がヒロインの、学園ラブコメである。
あらすじ
じゃない方の私は、何にも期待して生きてはいけないと、15年間で学んできた。
幼い頃から、かわいい双子の妹と比べられてきた柳瀬真昼(やなせまひる)は、超ネガティブな女の子。
いいことの後には、悪いことが待っている。
ならば平穏に過ごすことこそ一番の幸せだと思っていた。
高校に進学して、同じクラスになった里見蒼(さとみあおい)と仲良くなりかけるが、いつものように不安がよぎる。
この反応。
幸せなことには慣れていない。
期待して、期待して、裏切られて、ここまでこじらせてしまった。
冷たくされることで、逆に安心感を得られるほどに。
ネガティブすぎて、返ってポジティブと言えなくもない。
クラス一の美少女、守谷さん、別の意味で癒やしの存在に。
登場人物はみんなどこか距離感がおかしい。
同級生の里見は、気さくでポジティブなイケメンで、女子たちにも人気だが、真昼のことを気に入ったらしく、グイグイくる。
友人の銀河によると、彼は友だちが少ないらしいのだが。
このへんは生い立ちにも理由がありそうな描写がある。
このセリフをさらっと言えるのはすごいよね。
これではネガティブになってる場合ではない。
いいことすぎて、危うく地球が滅んでしまうところだった。
基本的には二人の恋愛を描いていくんだろうけど、巻末の番外編での守谷さんとのやりとりも好き。
貴重なツンデレ担当だ。
こういうのもっと見たいな。
ツンデレ好きとしては、このあたりにも注目していきたい。
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