「空電ノイズの姫君」は冬目景による漫画作品。
今月、月刊バーズが電書化を開始した。
試し読みをしてみようと思ったところ、この表紙。
「イエスタデイをうたって」の連載終了から1年、ついに新連載だ。
君のハートを揺さぶりたい
転校生、夜祈子(よきこ)
保坂磨音(まお)はいつも教室に一番乗り。
電車が混む時間をさけているためだ。
クラスでもグループに入ることもなく、一人でいることが多い生徒。
その日、教室にはいろうとすると、中から歌声が聞こえてきた。
黒髪のきれいな転校生、支倉夜祈子(よきこ)だった。
すぐにクラスにも馴染んでしまう彼女は、磨音とは対照的な女の子に見える。
でも素の部分はそうでもなさそうでもある。
器用な子なのかもしれない。
ギター少女、磨音(まお)
磨音の父はミュージシャン。
父と娘の二人暮らしか。
レコーディングで忙しい合間にも夕飯のために帰ってくる。
なるべく一緒に食べるようにしたいらしい。
そして、なかなかの親バカぶりである。
そんな磨音は父の影響でギターを弾くようになっていて、スタジオの鍵ももらい、こっそり練習している。
まだ父に弾いている姿を見られるのはいやなようだ。
学校での姿とは違う、のびのびした磨音。
それなりに弾けるようだが、曲作りは苦手のよう。
この二人が組むんだろうね。
最後のほうで、夜祈子があるCDをずいぶんと大事にしている様子が描かれていた。
なんか、そのCDを作った人だかくれた人がもういないかのような。
磨音の父がかつて組んでいたバンドの解散理由が、メンバーの死であったが、それと関わってくるのか。
あとがき
磨音と夜祈子もいい感じで始まっているかに思えるのだが、最初のページで出てくる言葉が気になる。
夜祈子は最悪の女だった
その最悪な部分はまだ謎である。
今後が楽しみだね。
そして、ACONYのKindle版出ないかな。
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