「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2016年7月より連載を開始した。
42話は、銀夜祭の準備を始めようとするココたち。
前回はこちら。
第2の試験に合格しアトリエに戻ったココたち。試験中のキーフリーの行動に疑問を持ったオルーギオは真意を問い詰める。つばあり帽の禁止魔法を止める意志があることを伝えたキーフリーは、直後、オルーギオの記憶を消してしまう。その事を知らないココたちの元にカルンの少年・タータが「銀夜祭」への出店を手伝って欲しいと訪れる。それに応え、ココたちは全員で手伝うことにするのだが…?
(「前回までのあらすじ:とんがり帽子のアトリエ」より)
【お知らせ】本日発売のモーニング・ツーに『とんがり帽子のアトリエ』第42話が掲載されています。懐かしいあの子も再登場、気になる人は本誌でね。そして今日は第一話が掲載されてからちょうど4周年です!わーい!早い!これからも頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!✨#Δ帽子pic.twitter.com/c9ceZGNyzc
— とんがり帽子のアトリエ7巻発売中🏆白浜鴎 (@shirahamakamome) July 22, 2020
今回で連載4周年! 当時1話のはしごを降りるシーンがTwitterで紹介されて話題になってたけど、そのバズらせた本人もその後モーツーで連載を開始して、今度アニメ化するというのも面白い。
カルンへお見舞いにやってきたココたち
カルンにある魔材屋「星の剣」の手伝いで、銀夜祭へ参加することになったココたち。
準備で街へやって来ることも増えるため、新しく扉窓をつなげたようだ。

これでだいぶ安全に行き来できるはずである。
キーフリーが弟子たちから目を離すとは思えないので、むしろタータのためだろうね。
今回は原因である店主のノルノアのお見舞いが目的。
以前、ココが過労で倒れた際にお世話になった病院があって、どうやらそこで入院しているらしい。
ちなみにその時に案内してくれたのもタータだった。

そこで、久々の再会を果たしたのが足を治療中の少年・クスタス。
かつて階段川の氾濫で崖崩れに巻き込まれた所を、ココとアガットに助けられたことがある。
好奇心旺盛すぎて危険な目に遭った彼も、今ではちょっと大人になったよう。
それでも先生たちに手を焼かせるやんちゃさは残っているみたいだけれど。
同年代のタータとも意気投合して仲良くなった姿が見られた。

思わぬライバルの出現に、やきもちを焼くタータがかわいい。
他の二人はまだ自覚がないんだろうなというとこか。
このまま和やかなまま帰れればよかったのだけど…

ココは図らずもタータの薬草医術への関わりを知ってしまうのである。
彼女は大講堂に行った際に教わったばかりなのだが、魔法と医術は完全に分離されており、二つを同時に学ぶことは掟で禁止されている。
そのことをタータが知らないはずはない。
確かに磨墨の素材を扱う経験上、植物の知識がある彼には向いているとは思うのだけど、バレたらどちらの道も閉ざされる可能性すらある。
もしそうなったらタータはどうするつもりなのか?
目のハンデを乗り越えて魔法使いを目指せることを喜んでいただけに、軽率すぎる言動に驚いた。
つばあり帽の付け入る隙にならないといいけれど。
まさかの闇落ちフラグを残したまま祭に突入とか波乱の予感しかしないな。
板挟みになるココはたまったもんじゃないだろうけどね。
次回は番外編とのこと。