「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
11話からは第二章開幕、いよいよアクアとルビーの双子が芸能界へ。
前回はこちら。
単行本1巻の発売を記念してPVも公開された。
星野ルビー、アイドルを目指す
かつて最愛の推しのいた芸能界へと、双子たちが足を踏み出す日がやって来る。
ある意味約束された道ではあるのだが、あまり平坦ではなさそうだ。
容姿やコネを生まれながらに持ち合わせた彼らが望むのならば、多少の選択の幅はあったかもしれない。
しかし、直接関わることもなく10代半ばを迎えていた。

前回のラストから少し時は遡り、ルビーは中学生。
某アイドルグループのオーディションを受けられる年齢に達した彼女は、喜び勇んで応募してみるのだが…
友人のコメントによると、歌があまり得意ではない様子。
本人の自覚の無さそうな反応がかわいい。
アイのライブ動画を見て特訓したダンスは上手くなったみたいだけど、まだクリアしなければいけない課題は大きいようだ。
彼女がなりたいのはただのアイドルではなくて、星野アイのような存在なのだから。

事件後、苺プロは斉藤ミヤコが引き継ぎ、アイドル部門は消えていた。
前社長の斉藤壱護はもう業界に関わる気はないのだろうか?
ルビーのために復帰するところを見てみたいが、長過ぎるブランクが重い。
アイの親代わりとなってルビーたちの面倒も見てくれた彼には、近い所に立っていて欲しいよね。
その分、と言うのもなんだけど、ミヤコがちゃんと母親になっているところはうれしい。
芸能界を目指すルビーのことは応援しつつ、もっとしっかりした事務所に所属できるならそっちの方がいいと考えている。
苺プロから世に出せるなら理想だけど、現状では両者ともに力が足りない状況だろうか。

当落結果の電話を受けるルビーの緊張した面持ち。
ここをクリアして初めてスタートラインに立てるのであるが…
芸能活動への最大の難関はアクアがそれをよく思っていないことかもしれない。
アイの周囲では事件が2度も起こっているので心配するのも無理はないけれど。
案外、アクアの芸能界入りはルビーを守るためというのが大きかったりして。
あと、普段から星野姓を名乗っているのかどうかも気になる。