「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
前回はこちら。
[第9話] 【推しの子】 - 赤坂アカ×横槍メンゴ | となりのヤングジャンプ
期間限定で試し読みもできる。
この言葉は絶対嘘じゃない
嘘でも愛してると言っていいのだという言葉は、星野アイに芸能界の道を歩ませた。
言い続けていれば、いつか本当になる日が来るかもしれないと願いながら。
アイドルとして母親として、心の底から愛してると言ってみたかったのだと。

(「【推しの子】」9話より)
愛された記憶を持たない彼女が抱いた夢は、これまで多くの人々を幸せにしてきただろう。
そして彼女自身も幸せにしてほしかった。
思えばここに至るまでに伏線としてちらつかされてはいたのだけれど、なるべく考えないようにしてきた部分がある。
双子たちと一緒の時間が続けばいいなと思っていた。
だがこれで物語の方向性は見えてきたなと。
目の前で最愛の人を亡くした二人の復讐譚になっていくのだろうか。
犯人は実の父親である可能性が高いけれど、特定するのは困難なはず。

(「【推しの子】」9話より)
おそらくは芸能界にいて、アイとの関係がバレるとまずい立場にいる人間なのだろう。
その相手を見つけるために双子たちがその世界に乗り込んでいくという流れかな。
そこに至るまでの子供たちはどうして過ごすのか。
社長夫婦が引き取るのが自然だけれど、インタビュー編での斉藤社長の落ちぶれ方を見ると不安になってくる。
むしろそれも演技である可能性も考えられるわけだが。
彼からしても孫みたいなもんだし、どっかで繋がっていると思いたい。

(「【推しの子】」9話より)
次回は数年後?
いよいよルビーが本来の存在感を出してくるのかな。
単行本1巻は2020年7月17日発売予定。
横槍メンゴ 小学館 2020-02-28
結ばれることのなかった初恋の人。憧れ続けた同級生。なりたかった理想の自分。 永遠に届かないあなたに恋をしてしまった私たちは戸惑い傷つき失いながらも、自分だけの答えを求め彷徨うーー 『クズの本懐』の横槍メンゴが贈る7編の青春オムニバス。