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「MAO」36話(高橋留美子)猫鬼を貫いた槍を持つ男

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「MAO」(高橋留美子)36話より、女の行方を追う乙弥と菜花

「MAO」は高橋留美子による漫画作品。

週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。

36話は、久々に摩緒の診療所街を訪れた菜花。

 

前回はこちら。

これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――

中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はかつて事故に遭った地を通り大正時代へ。そこで出会った陰陽師の摩緒(まお)と同じ蠱毒・猫鬼に呪われている事が発覚。さらに行動を共にする中で、摩緒が秘法の生贄で師匠の娘を殺した容疑がある事を知る。一方、京都で古巣の御降家を名乗る集団がいると発覚。物語は新展開へ――

(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)36話 ー雨の訪問者ー」より)

雨の中の訪問者

立て続けに起こった式神の襲来を退けた摩緒たち。

このまま収まるとは思えないが、百火の姿がないところを見るとひとまず解散したようである。

そこへ現れたのが準備万端整えた菜花。

「MAO」(高橋留美子)36話より、準備を整えて来訪する菜花
(「MAO」36話より) 

再び水属性の刺客と戦うことになっても大丈夫なように、覚悟をしてきたのであった。

空回りでもこの性格は心強い。

相手が異形であっても大いに活躍してくれるだろう。

ただ、武器を持つ敵と当たることになればまだまだ心配なのである。

ここはやはり身を守る術を摩緒に教わるのもいいかもしれない。

「MAO」(高橋留美子)36話より、患者を装って罠をかける女
(「MAO」36話より) 

今回は、摩緒の診療所に往診の依頼が来るのだが…

寝たきりの息子を診てほしいというもので、母親も弱っていたため中で休ませることにしたのである。

これが摩緒の留守を狙うための罠だった。

目的は彼の命を永らえるための蠱毒の壺。

すでに2度も失敗しているので、より確実な手段を選んできた。

 

一方、丸腰で診察に出かけた摩緒は槍を持つ式神に襲われる。

相手も摩緒周辺の調査をしてきていると見ていいのかな?

最初の襲撃では生きていれば連れて来い程度だったのが、だんだん手の込んだものになっている。

「MAO」(高橋留美子)36話より、摩緒を襲う槍を持つ式神
(「MAO」36話より) 

かつて猫鬼を追い込んだのは、その体を貫いた槍の傷が大きかったのではと思われる。

今また現れた槍使いは当時も戦った者なのか?

摩緒の記憶にはないのを見ると比較的新しい式神なのだろうか。 

御降家を名乗る連中が、なかなか侮れない存在であるのは確かなようだ。

 

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