「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
19話は、地震の起こった五行商店街に巨大な妖の姿が浮かび上がる。
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はかつて事故に遭った地を通ると大正時代へ。そこで出会った陰陽師・摩緒(まお)による菜花=「妖」説の謎を解くため彼と行動する事に。大正時代にて地震が発生。混乱する街の上空にある猫の目。それを見た摩緒は覚醒し…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)19話 ―猫鬼―」より)
前回はこちら。
猫鬼との再会
かの鐘臨教の教祖の予言通りに街を襲った大地震のあと、あたりは火に包まれた。
お昼時であることに加えて、妖の動きが活発になっている。
要石の封印が解けた影響だろうか。
地下に眠っていたもの、この不思議な街を形作っていたものの正体は猫鬼であった。
900年もの間、摩緒が追い続けてきた宿敵の姿が目の前に現れる。

因縁の対決に、ついに決着が付くのか!?
仮にここで猫鬼を倒したなら、その血の影響を受けている摩緒も命を終えるだろう。
そして同じように血のおかげで生きていると思われる菜花も。
摩緒の場合はそれで本望だろうが菜花の方はどうだろうね。
ここにきて、猫鬼の姿が顕になったことで新たな疑問が生まれてくる。
現在の猫鬼は首だけの存在であること。
その体を摩緒に返せと要求するのである。
これはどういうことなのか。
別の場所に封印されているのかもしれないが、摩緒の中に眠っているのだとしたらどうだろうか。
900年前の事件で、何らかの陰謀に巻き込まれた可能性があるが、黒幕のその後はどうなったのか。

また、この時点では猫鬼は菜花のことを知らないらしい。
どうやって「血の呪い」の力を手に入れたのか気になるね。
そこから彼女と現在の家族との関わりも見えてくるはずだ。
単行本2巻の予約も始まっている。発売日は11月18日。