
「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
9話は、潜入調査中の菜花に心強い助っ人が登場。
中学三年の黃葉菜花は自身の事故現場を通り大正時代へ行った以降、身体に変化が。陰陽師・摩緒は自分と同じ猫鬼の呪いと推測。共に謎を追う中で猫鬼と同じ「寿命を操る」教祖がいる教団を調査する一行だが…
(前回までのあらすじ:「週刊少年サンデー 2019年31号」より)
前回はこちら。
怪しい教団関係者
鐘臨教の集会に潜入した菜花は、教祖の鐘呼(しょうこ)の姿に怯える少女を発見する。
彼女は、例の教祖をニセモノ呼ばわりして亡くなった道場主の娘らしい。

(「MAO」9話より)
その死と教団との因果関係は明らかになっていないが、巷では呪い殺されたとの噂で、信者の間でもバチが当たったのだと囁かれている。
逆らえば自分も、と考えているだろうか。
彼女にもなんとか接触を図りたいところ。
乙弥も駆けつけてくれたことで、内部の調査を進めることに。

(「MAO」9話より)
菜花の教団への印象は胡散臭いというものだったが、あながち間違ってないのかもしれない。
今回のようなケースは初めてではなく、身寄りのなくなった信者を引き取ることを条件に資産を教団に寄進させているという。
それらのことを鐘呼が関知していないとは考えにくい。
ただ、今回は妖ではなさそうだ。
道場の前に埋めてあった呪符といい、寄進への働きかけといい、悪質であるのは確かなのだが。

(「MAO」9話より)
鐘呼の根っからの悪人ではないようにも見えるところがなんなのか。
どうも教団との動きがちぐはぐな気がする。
もしかして寄進させた土地の方にも秘密があったり?
道場主の娘・依子が事件解明の鍵を握ってそうだ。
次週は休載とのこと。1巻発売も近い?