「異世界おじさん」は殆ど死んでいるによる漫画作品。
SNSでの公開を経て、2018年よりComic Walkerで連載を開始した。
異世界から帰還しユーチューバ―として生計を立てるおじさんと、その甥っ子たかふみ。そして、たかふみに思いを寄せる幼馴染の藤宮さん。レギュラーメンバーが増え、やるせなさと面白さがさらに加速する第2巻!!
(「異世界おじさん 2 (MFC)」より)
前回はこちら。
藤宮もレギュラー化
17年振りに異世界から帰還したおじさんとの共同生活をはじめた青年たかふみ。
文化の違いに戸惑うこともあるけれど、その奇想天外なエピソードの数々に興味は尽きない。
2巻に入って、おじさんに関する一番の驚きは、これまでの回想シーンが10代の頃のものだったということだろうか。
すでに伝説級のドラゴンを複数倒してるんですけど!?
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驚異的な成長ぶりを見せるのは、ソロプレイを余儀なくされる過酷な環境に置かれたがゆえだろうか。
それに比べて対人関係のスキルがまだまだなのは仕方がない。
成人して祭りで初めての酒を味わった時には、例のエルフの女の子が最大のデレを見せるのだが、おじさんの対応は相変わらずだった。
あまりに不憫。
こんな体験を幾度も乗り越えておじさんの前に立ち続ける彼女はすごいよ。
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最近部屋に入り浸るようになった藤宮も彼女には共感しかないようだ。
この鈍感さは甥のたかふみにもしっかり受け継がれてそうなので、他人事ではないのだろう。
幼馴染で親友認定されている分、いささかましであるくらいだが道のりは遠そうだ。
当初は恋路に邪魔そうなおじさんに殺気すら見せた彼女も、意外と協力的な反応に流されつつレギュラー化してきた。
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おじさんが特殊スキル持ちだということもすでに受け入れているが、むしろ疑う余地はないだろうなという気はする。
彼女の参加で鈍感な男性陣が見落としている点にもスポットが当たるかもしれない。
凍神剣のメイベル
今回の表紙になっているヒロインは氷の一族の末裔メイベル。
伝説のドラゴン・魔炎竜の封印を唯一可能にする凍神剣の守護者である。
彼女の凍てついた心を溶かすことで凍神剣を覚醒させるはずだったのを、おじさんが関わったばかりに引きこもりを悪化させてしまったのだった。
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その後の彼女が辿った道は想像に難くない。
村を旅立った彼女もやがて冒険者になる運命だろうか。
おじさんの周囲をうろつくにあたっては先人との衝突も危惧されるところではあったが、意外とうまくいきそうだ。
むしろおじさんの被害者の会みたいになってる?
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さらに賑やかになる雰囲気であるが、これでも一人プレイだと言い切れるのか。
とりあえず第三のヒロインを楽しみにしたい。
次巻の表紙は藤宮という可能性もあるが。