
「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。
月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。
32話は、興蓮館との決勝戦、相手はBチームのはずだった…
前回はこちら。
決勝の相手は興蓮館
インターリーグの3位決定戦は栄泉船橋が順当に制し、決勝は蕨青南と興蓮館とで行われる。
インハイに出場していた主力組は登録から外されているため、二軍クラスのメンバーのはずだが、そこは全国2強のチーム。
さすがの層の厚さである。
ワラビーズとしても楽に勝たせてくれる相手ではないだろう。
それよりも、ギャラリーがやたら豪華なことになっていた。

新旧のインハイ得点王が揃い踏み。
佃や井藤の報告のおかげか、梶がワラビーズを見に来ていたが、興蓮館や来栖たちを気にしてなさそうなところが新女王には気に入らないらしい。
この対抗意識からすると、来栖は代表の経験はないのかな?
結果的には彼女の性格のおかげで面白いことになりそうだけど。

数日前に連戦を終えたばかりのインハイ組は出場予定はないものの、強行しようとする来栖。
なかなかアホなキャラでよい。
ユニフォーム変えて強引に出場なんてね。まさかね。
そして意外な選手も登場した。
フットサル大会の決勝でぶつかった九谷怜。
いやむしろベタかな。

久乃木学園の井藤に突っかかる気の強い選手だったのだけど、周防のひとことで一気に親しみやすそうな印象になったはすごいなと。
彼女もインハイ組で期待されているらしく、持ち味を生かせるチームに恵まれたようだ。
今大会で引率を任されていた3年生の藤江の妹も曲者っぽい。
この姉妹のエピソードも楽しみだ。

図らずも次世代のベストメンバーが揃いそうな興蓮館を相手にすることになったワラビーズ。
今度はさすがに勝ち目はないのかもしれないが、春の久乃木学園との練習試合からどれだけ成長できたのかを知る機会でもあるだろう。
大会最後の試合で、日本一になったばかりのチームに挑戦できるなんて願ってもないチャンスだ。
恩田の言うように、失うもののない彼女たちにとってラッキー以外のなにものでもない。

むしろ日本一の称号を奪うくらいの気持ちで戦うのがいいのかも。
次回、いよいよ決勝戦がスタート。
あとがき
単行本8巻は2月15日に発売が決定した。
来月号はセンターカラー。