「うちのメイドがウザすぎる!」は中村カンコによる漫画作品。
月刊アクションで2016年より連載を開始した。略称は「ウザメイド」。
帯の言葉は、「ヘンタイ家政婦、幼女を救う!?」
元自衛官の最強家政婦が勤務先のお嬢様とキャッキャウフフするコメディである。
母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで…!?闘うヘンタイ家政婦VSロシア系小学生女子のほっこりしない系ホームコメディ!!
2018年10月よりアニメ化決定
2018年10月からはアニメ化も予定している。
キャラデザは原作よりも幼く見える印象。
【キャスト】
高梨ミーシャ:白石晴香 / 鴨居つばめ:沼倉愛美
鴨居つばめ、天職と出会う
退職し地元へ戻った鴨居つばめは、新しい仕事を探していた。
体力と頑丈さには自信があるが、なかなか彼女が希望するような内容のものは見当たらない。
それは、白人美幼女に手作りのフリフリのお洋服をとっかえひっかえ着せ替えて、キャッキャウフフするというものである。
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無茶な希望かとも思われたものの願ってはみるもので、やがてぴったりな求人にたどり着いたのだった。
そして高梨家の専属家政婦としての日々が始まるが、ここでの仕事はタフで頑丈なことを必要とされるらしい。
一人娘のミーシャは、母が亡くなってから引きこもりがちで、この家に他人が入り込むのを拒んできた。
今までに来た家政婦は皆、彼女の嫌がらせに耐えきれずに辞めてしまったという。
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その点、つばめは耐久力に関しては信頼できそうだ。
この仕事に対する情熱も、おそらく前任者の誰にも負けないだろう。
溢れんばかりの愛情で、お嬢様を変えることができるのか。
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問題はその溢れてるところを隠そうとしない点にある。
仕事は有能なのに、言動が怪しい。
お嬢様の信用を得られそうな場面もありながら、その能力を残念な方向に全力で振り切っていくところは清々しいと言えなくもない。
それでも、ミーシャを笑顔にすることができたメイドは彼女だけなのではないだろうか。
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1巻では、つばめがミーシャを外に連れ出し、不登校問題を解決するまでを描いている。
学校での彼女は、クラスメイトに嫌われていたというよりは、注目されすぎることが嫌だったようだ。
たとえそれが好意的なものであっても、見た目で判断されるのが気に入らないらしい。
この時の周囲の心理を、パンダの半田くんを例に説明する所はよかった。
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見られる側の気持ちが分かるはずのミーシャでも、気になってついつい見てしまうことはある。
悪気がない子供たちなら、尚更そうであるだろう。
内面を知るのは一朝一夕にはいかないものなので、外見で興味を持ってもらえることはいいきっかけになるはずなのだ。
…くらいでやめておけばいい話で終わるところなのだが、つばめの場合はそうはいかない。
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一緒に小学校へ通おうとするのが彼女である。
さすがにそれは阻止されるだろうが、ミーシャの学校復帰とともに活躍の機会は増えそう。
「百合という枠に囚われずに、『女の子っていいな』と思うような漫画を」と言って頂いて出来たのが本作なのですが、「女の子っていいな…」というより「幼女っていいな…グフフ」みたいな漫画になっている気がします。ピュア百合です。
(あとがき:「うちのメイドがウザすぎる! : 1 (アクションコミックス)」より)
あとがき
電子書籍はKindle版がなぜか2巻だけがアダルト判定されているので注意。
お風呂シーンとかあるからかな?