
「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。
月刊マガジンで連載中。
3巻は、1年生チームのフットサル大会参加とインターハイ県予選開始。
ユニフォーム代を稼ぎ出すため参加したフットサル大会。恩田達は、人数不足を補うため久乃木の佃と井藤を巻き込み、即席チームを結成! 大会を順調に勝ち上がるが・・決勝戦で待ち構えていたのは井藤を敵視するプレイヤーだった!
(『さよなら私のクラマー(3)』|講談社コミックプラスより)
前回はこちら。
3巻は8話から11話までを収録。
フットサル大会への参加
優勝賞金を手に入れるため、都内のフットサル大会に参加した恩田たち四人であったが、白鳥たち他のメンバーの遅刻により、出場も危ぶまれる事態となった。
そんな時にちょうど通りかかったのが、久乃木学園の1年生コンビ、佃と井藤である。
練習試合での対戦から、意外と早い再会であった。
二人の協力を得られるのは願ってもないこと。

現状で考えられる最高の豪華メンバーで大会への参加が決定した。
彼女たちは賞金を手に入れることができるのか。
▶「さよなら私のクラマー」8話(新川直司)フットサル大会決勝へ
作戦完遂
順調に勝ち進んだワラビーズ(仮)の決勝戦の相手は、ハイリーズと名乗るチームであった。
メンバーの一人、九谷は井藤や佃とかつてのチームメイト。
高校女子サッカー日本一の久乃木学園で、1年生にして10番を背負う井藤が中学時代まで無名だったのはなぜなのか。
そして、九谷が井藤を敵視する理由は?

恩田と出会ったことで、井藤も影響を受けつつある。
再び試合で相まみえるのは関東大会か、それとも全国か。
▶「さよなら私のクラマー」9話(新川直司)作戦終了と新しいグラウンド
県予選開幕
高校総体埼玉県予選が始まった。
今年の蕨青南高校は一味違うことが知られるだろう。
新チームでどこまで勝ち上がれるか。

自分用のユニフォームを受け取るのは、恩田にとって本当に久しぶりのことだ。
公式戦のピッチに立つことは、長い間の念願だった。
だからこそ、この二人の表情は感慨深い。
なお、FWの白鳥がついに活躍する。
▶「さよなら私のクラマー」10話(新川直司)インターハイ予選開幕
浦和邦成登場
県予選決勝トーナメントに進んだ蕨青南が、次に戦う相手は浦和邦成。
昨年、周防と曽志崎が見学した練習試合で対戦している。
当時は田勢の孤軍奮闘ぶりが目立つばかりの一方的な結果だった。

しかも、登場していたメンバーからして浦和側は1年生チームだった可能性もある。
それでも、現在のキャプテンの財前奈々美は蕨青南を侮ってはいない。
大会9連覇へ向け、久乃木学園との再戦、さらには日本一になるために確実に勝ちに来ている。
強豪で選手層も厚いのだろう、専門の偵察隊が存在する様子。
分析されるワラビーズの中で、存在が明らかになっていないのは、予選リーグで調子の悪かった恩田だが、それを試合に活かせるか。
あとがき
久乃木戦での劣勢の印象が強いものの、ポテンシャルは高いものを持っているワラビーズ。
試合毎に強くなっているとは言え、まだ浦和に勝てるだけの力はないだろうが、番狂わせもあるかと思わせる展開になっている。
1年生組の活躍次第か、できれば田勢キャプテンにも活躍の機会が欲しい。