「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
あらたな戦いの準備は密かに進められている?
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はひょんな事から大正時代に漂流。陰陽師の摩緒(まお)と出会う。同じ「猫鬼の呪い」にかかる摩緒は寿命を操る秘法を受け継ぐ生贄らしく5人の兄弟子から狙われている。その闘いで傷ついた彼は菜花から血を貰い元気に。それを知る猫鬼と菜花が接触。が、凶事は起きず一安心する摩緒だが…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)45話 ―鉄仮面―」より)
鉄仮面の男と御降家が接触
摩緒たちの周辺では何事もなく年が明けて穏やかな日々が続いているが、帝都では確実に何かが起ころうとしている。

陸軍の青年将校たちによるクーデターが未然に防がれ、一個小隊が丸ごと消えた事件に陰陽師の関わった形跡があること。
また、震災で亡くなった華族の屋敷に怪しい人物が出入りしているらしいこと。
華紋が持ち込んだ情報は、摩緒が聞いている話ともつながりがありそうだ。
彼の場合は富裕層あたりの事情に詳しいため自然と補完する結果にもなるのである。

予告どおりの再訪だが、このまま常連になっていくのかも。
菜花の反応が「本当にまた来た」なのだけど、それはお互い様だろうね。
百火も含めてお互い、こいついつもいるなって思ってそうだ。
先日、往来で摩緒たちとすれ違った御降家の女の名前が判明した。
政財界のパーティに出没した彼女が接触を図った相手というのがどうやら旧知の仲のようだが、華族の屋敷を乗っ取った理由がこれかもしれない。

日露戦争で負った怪我のため、それ以来鉄仮面を付けているという伝説の軍人・白洲大尉。
なかなか表に現れない彼を引っ張り出すためのコネ作りが目的だったとか?
彼に幽羅子(ゆらこ)と呼ばれていたのは確認できたが、初出なので正体は不明のままである。
鉄仮面で顔を隠しているのは誰かが入れ替わっても分からないためというのも考えられるが、大陸へ渡っていたことへの言及もあるし、むしろ老いないことを隠しているのかも。
表の顔と裏の顔を持っているということでもあろうか。
敵になるなら厄介そうだ。
次回はGW明けの5月13日発売号で、1周年記念のセンターカラーで再開とのこと。
ファン歓喜の超重大告知があるらしいが何だろうか。
アニメ化はさすがに早いかなという気がするが、制作決定くらいならありえなくもないのかな?
いずれやるだろうし。
単行本4巻は2020年5月18日発売予定。