「MAO」は高橋留美子による漫画作品。
週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。
41話は、現代に戻っている菜花に危機が迫る?
前回はこちら。
これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――
中学三年の黄葉菜花(きば なのか)はひょんな事から大正時代に漂流。陰陽師の摩緒(まお)と出会う。同じ「猫鬼の呪い」にかかる摩緒は寿命を操る秘法を受け継ぐ生贄らしく5人の兄弟子から狙われているようだ。その兄弟子の生き残りは真砂ではなく不知火だと発覚。一方、現代にいる菜花の背後には猫鬼が…
(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)41話 ―警告―」より)
現代の菜花に猫鬼が迫る
京で御降家を名乗る男・不知火の差し向けた刺客によって、摩緒たちは蠱毒の壺を失った。
乙弥がせっせと集めて育てていた以前のものは、何百年もの時間を掛けて熟成された特別なものだったらしい。
地震の際も何をおいても死守した姿が印象的だった。
その彼の落胆ぶりは想像に難くないが、早くも新しい蠱毒作りを始めたようだ。

これまで摩緒の命を繋いできた回復薬として重要な役割を担っている蠱毒は、ひとまずの完成まで四十九日かかるらしい。
ここ最近の状況から言えば心配になる期間である。
大きな怪我なくやり過ごせればいいのだが。
いつまた槍の式神のような刺客がやってくるかもしれない。
百火の反応から彼の延命は別の方法によるものと思われるが、そもそも対策を取っているのかも謎のままだ。
摩緒以外はなぜ自分が生き延びているのかを知らないようだったし、百火と華紋が同じ理由であるとは限らない。

先日は菜花の血によって窮地を脱したが、そのせいか現代で姿を現さなかった猫鬼が彼女に接触してきた。
摩緒の怪我を治しただけではなく彼女の体にも変化があったのだろうか?
かつての事故現場が普通に生活圏なので見つけること自体はそう難しくないのかもしれない。
でもこのタイミングで現れたのはなぜなのか。
自らの器にしようとしているくらいなので彼女の身に何かがあれば猫鬼としても困ることだろう。
魚住さんはグッジョブだったけど謎は残る結果に。

菜花の血による回復は軽々しく使用しないほうがよさそうだが、蠱毒が用意できるまでは不安が残る。
その点に関して一気に解決してくれそうなのはやはりあの人。
これは協力体制ができあがるのか?