「小さいノゾミと大きなユメ」は浜弓場双(はまゆみば そう)による漫画作品。
月刊モーニング・ツーで2019年5月より連載を開始した。
9話は、小人になった手掛かりを探しに神社へと向かうノゾミたち。
前回はこちら。
目を覚ますと身長12センチの体になっていた女子高生・小岩望実(こいわ のぞみ)が命からがらたどり着いたのは、ひきこもニートの大久保由芽(おおくぼ ゆめ)が住むアパートの一室。小さくなった原因を突き止めるため、自分と同じ境遇の中野苗(なかの なえ)とともに裏山の神社へと向かうノゾミだけど…!?
(「前回までのあらすじ:小さいノゾミと大きなユメ」より)
外の探索開始
ノゾミとナエが持っている最初の記憶は、裏山にあるという神社の御神木の前である。
そこで何らかの力が働いて小さな体になったのかどうか、再びその場所を調べてみれば手掛かりが得られるかもしれない。
ただし周辺を縄張りにしている猫が厄介なのだ。
そのために機動力のあるタッピーに乗る練習をしていたのだが、ついに探索を開始することになったようだ。

…まずは神社の場所を特定することからだろうか。
ユメの部屋へ辿り着いたのも、猫に襲われて何とか逃げ延びた先のことであったのだ。
正確な場所となると心許ない記憶しかないだろう。
初回としてはアパート周辺の状況を把握するだけでも十分としておいた方がいいかもしれない。
もともと情報が少なすぎるのである。
彼女たちは突然体が小さくなってそれまで生活していた日々の記憶を失ったと考えているようだけど、本当にそうなのだろうか。
実際にそうだとして、何者が仕組んだことなのか。

二人が小人になって行方不明なのだとしたら、もう少し騒ぎになっていてもおかしくなさそうだけど。
以前、ユメが見かけたノゾミにそっくりな女子高生が、今のノゾミと入れ替わっている可能性もある。
そして彼女が猫たちのボス的存在なのだとしたら…
アパートの部屋も監視されていると思っていた方がいいだろう。
ノゾミが一人で外出しようとした際には待ち構えてる風だったしね。
外の世界を動き回るには、この猫との対決も避けられないことになりそうだ。

ノゾミの用意した猫対策は通用するのか。