
「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」はゆずチリによる漫画作品。
2018年8月よりWeb漫画サイトくらげバンチで短期集中連載として公開されたが、好評のため本格連載が決定した。
相川姫乃、小学4年生。同級生の逢司くんに、恋心を抱いているもののなぜか気持ちがうまく伝わらず――…。ちょっと“おませな”ラブコメディ開幕♪
先週まで短期集中連載をさせて頂いていました「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」の本格連載化、改めてありがとうございます!
— ゆずチリ@姫乃ちゃん等漫画家 (@yuzuchiri) 2018年9月21日
10月下旬からの再開予定です、よろしくお願いいたします!第1話から最新話まで引き続き無料で読めますので、未読の方もぜひ!https://t.co/1mJZ3rANtNpic.twitter.com/FnsK8MVT2h
おませな姫乃ちゃん
相川姫乃は恋をしている。
気になるそのお相手は、隣の席の堂本逢司(どうもと おうじ)。
彼女なりに気持ちを伝えようとはしてみるものの、うまくいっている気はしない。
なぜなら、小学4年生の男子である逢司くんは、まだ恋に興味が無いのである。

そして、姫乃ちゃんは素直ではないのであった。
普段の彼女は、気が強くて「ちょっと男子ー」的な注意をするタイプの女の子。
教室やみんなの前では決してデレることのない女子なのである。
そんな相手に体育館裏に呼び出された逢司くんが警戒するのも無理はない。
ストレートに伝えたとしても、通じるかどうかはあやしいところだろう。

それでも、少しずつ距離は縮まっているようだ。
個人的に気に入っているのは、この「そんなに私を攻略したいんだー」の場面。
ゲーム好きな小学生男子の特性を利用して相性診断のアプリをやらせてみたところ、思ったよりも夢中になってくれていることに満足げな様子がかわいい。
実際には一方通行なのだけど、なんか幸せそうだしいいんじゃないのという気になってくるし、彼女の恋を応援したくもなってくる。
こういうすれ違いなら悪くないよね。

診断の結果がどうだったのか、恐いクラスメイトから友人へと昇格することには成功した模様。
給食で苦手なグリンピースを食べるのを協力してもらったりもしていた。
このとき、相川さん呼びから姫乃ちゃん呼びに変わっているのがいい。
それが恋に変わるのはあと何年か先だろうけど、むしろ恋人未満な今の状態が長く続けばいいなとも思う。

お姉ちゃんには彼氏と思われていることを否定していなかった。
彼女がおませさんなのはこの姉の影響があるのだろう。
逢司くんには勝ち目はないのかもしれない。