
「くノ一ツバキの胸の内」は山本崇一朗による漫画作品。
ゲッサン 2018年2月号 より連載を開始した。
学園最優秀、くノ一・ツバキの“人には言えない”好奇心って、一体ナニ…!? 隠密ガールの秘密コメディ!!
(「ゲッサンWEB」より)
くノ一あかね組の問題児
満月の夜、サザンカとアサガオの二人が脱走した。
忍びの里の学園に通うツバキと同室の彼女たちは、あかね組のくノ一である。
折しも山では男子クラス・あおい組の夜間授業が行われているらしい。

お互いに交流のない彼女たちにとって、男は未知の存在。
山向こうのサルで野蛮なイメージ。
なかなかひどい言われようである。
そんな中、ツバキは班長として二人を連れ戻す任を負う。

あおい組の連中に見つかることなく無事に帰ることができるのか。
一方、抜け出した二人は正にあおい組を狙っていた。
授業をサボっていた時にたまたま耳にした情報を元に、ここまで来たのである。
男たちをぶっ倒していいところを見せたい。
そして姉さまと慕うツバキに褒めてもらいたいというのが目的の様子。

やんちゃそうなサザンカが言い出しっぺで、マイペースなアサガオは付き合いのいいタイプ。
おそらくは学園一の問題児である彼女らと、 学園一の優等生ツバキのギャップによるすれ違いコメディになっていくのかな。
姉さま大好きながらも、隙を見て出し抜こうとするサザンカがアホかわいい。

こういう時の表情がもっと見たい。
くノ一ツバキの胸の内
二人を見つけて安堵したツバキは寮に帰ろうとするのだが、実は彼女には誰にも言えない秘密があった。
話にしか知らない男という生き物をひと目見てみたいと思っていること。
彼女は思春期だった。

先生にはいつも男のダメなところを教えられてきたのに、知りたい気持ちが胸の中で大きくなっている。
少し先に進めば、そこには男がいる。
さてどうなるか。
先生の過去にいったい何があったんだろうね。
舞台設定などは次回からのお楽しみだが、主要キャラの関係が分かりやすく安心して読めそう。
あとがき
今月号のゲッサンでは高木さんと一緒に表紙に登場。
「からかい上手の高木さん」アニメ化記念で2つの短編集の同時発売など、しばらく勢いが続きそう。