「RWBY(ルビー)Volume 5」はモンティ・オウム氏とROOSTER TEETHによるアニメシリーズである。
今回は第2話、“Dread in the Air”。
ワイスのミストラルへの道程と、ホワイトファング内のクーデター。
サブタイトルは前話でのライオンハート学長のセリフでも登場した。
「You could feel the dread in the air.」
前回はこちら。
Chapter 2: Dread in the Air
RWBY: Volume 5, Chapter 2: Dread in the Air
ヘイヴンの陥落
クロウ・ブランウェンとチームRNJR(レンジャー)がヘイヴン・アカデミーを去った後、学長室に現れたのはアーサー・ワッツだった。
彼はホワイトファングのミストラル襲撃に先立って、この地の内通者との連携を図るために滞在している。
これはミストラルの守りの要であるはずのヘイヴン・アカデミーがすでに敵の手に落ちていることを意味する。
老いた学長はセイラムの恐怖に抗えなかったようだ。
クロウ達との会話に現状を示唆するメッセージを込めてはいたが、伝わったかどうかは不明である。
注目すべきは、シンダー・フォールの目に力強さが戻ったこと。
前シーズンで別人のように弱々しかった彼女が復活する日も近いのだろう。
ワッツの嫌味に対する「Shut up」の言い方がかっこよかった。
心なしかワッツも嬉しそうな気がしないでもない。
「春の乙女」の居場所が漏れたことで、今後はレイヴン・ブランウェンたちとセイラムとの対立が起こりそう。
ただし、セイラムは彼らを味方に引き入れたいと考えているようだ。
空のグリムとの戦い
貨物船でミストラルへ向かっていたワイス・シュニーは、無線でグリムの襲撃の報を受け、より安全な航路をとっていたはずであった。
マツ湖(Lake Matsu)の上空の浮島を通るあたりで、グリムに追われることになる。
この景色はダストの力によるもので、複雑な地形のため危険なものが潜んでいることもあるが、それも賭けであったようだ。
蜂型のグリム、ランサー(Lancer)の群れが襲い掛かってきた。
パイロットの操縦とワイスの応戦により撃退するも、数が多いことと女王蜂の防御力が高いことで苦戦を強いられる。
戦闘には適していない機体ではあったが、そこは貨物室に積んであった荷物が大量のダストであるということが幸いした。
時期的に密輸船なので、ワイスもあえてそれを選んできた可能性が高く、容赦なく投入してくれる姿が見られる。
そしてこの笑顔である。
この数ヶ月で一番成長したのは彼女なのではないかと思わせる戦いぶりであった。
アダムの反乱
今シーズンから登場する新キャラとして、ホワイトファングのリーダー、シエナ・カーン(Sienna Khan)がいる。
以前から名前のみの登場で謎に包まれていたので、ビジュアルが楽しみだった。
猫耳ツンデレっぽい見た目の女性である。
虎のファウナス。
穏健派であったブレイクの父ギラ・ベラドンナとは違い、武力行使も辞さない指導者であるとのイメージもある。
またこれまでの一連の事件は過激派のアダム・トーラスの暴走であるとの説もあった。
今回、それらがどれも正しいことが証明された。
今後のホワイトファングはアダムの思想とともにさらに危険な組織になっていくだろう。
ブレイクたちが取り戻そうとする価値があるのかどうかは疑問だね。
アダムと一緒に行動しているヘイゼル・レイナートは彼との信頼度が薄いように見受けられるが、ミストラルでの作戦に影響はないのかな。
レイヴンも今シーズンは活躍してくれそう。
道中、思わぬ拾い物をしたようだが。
「we just hit the jackpot.」
これはヤンの登場が胸熱展開になることが期待できる。
次回、第3話はまだ公式サイトの予定に載っていないので1週休みかもしれない。