
「和泉さんはわりと魔女」は雪白いちによる漫画作品。
webコミック誌MAGCOMI(マグコミ)にて 2016年より連載を開始した。
感情表現の苦手な天然少女の和泉さんは、実は魔女だった。
「魔女だから」天涯孤独で寡黙な女子高校生・和泉雫が、彼女を意識する同じクラスの男子・椎名樹に告げた時、二人の奇妙な共同作業が始まって…? 思春期男女を相互視点でコミカルに描く、ボーイ・ミーツ・魔ガール青春ストーリー!
和泉さんと椎名くん
育ての親であった藍子さんが亡くなり、和泉雫は独りになった。
実の両親とは折り合いが悪かった彼女を、引き取って面倒を見てくれたという。
葬儀が終わって藍子さんのいない日々が始まっても、未だ泣けないでいる。
そのことで、自分はどこかおかしいんじゃないかと気にしてもいた。
彼女は感情を表に出すのが人よりも苦手なようだ。

休みの間に、彼女のもとに同級生が訪ねてくる。
近所に住んでいるという椎名樹。
彼は学校の届け物を渡しにきただけであったのだが、思い掛けず彼女と行動を共にすることになる。
魔女だった藍子さんが人助けのお礼として受け取っていた品々を、持ち主に返していく作業。
これは藍子さんから雫への最後の贈り物であったようだ。
感情を出すのが苦手な彼女が、人々との交流でそれを克服できるように。

壁一面の大きな薬箪笥。
この中が全部埋まっているのだとすれば、ライフワークになりそうな位の時間がかかりそう。
絡まる糸
藍子さんと暮らしてきた雫にも、少しだけ使える力がある。
それは、思念の糸を見ることができること。

使用時の特徴は、力の大きさを表すように髪の長さで表現されている。
これは他の人間には見えないもの。
だからといって魔力だけで解決することはできないので、地道にコンタクトを取っていくことになる。
コミュニケーションが苦手な雫をフォローし、守ってくれるのが椎名の役目。
彼は次第に彼女に惹かれていくが、天然な彼女に伝わる日は来るのか。

少しずつ世界が広がっていくのがいい。
1巻のカバーメイキングも公開されている。
動画も見て初めて気付いたけど、毛先の一部がクマになってるんだね。
作中でもクマのぬいぐるみはわりといい仕事をする。
「和泉さんはわりと魔女」コミックス第1巻 カバーメイキング - YouTube