「とんがり帽子のアトリエ」は白浜鴎による漫画作品。
モーニング・ツーで連載中。
カルンでの出来事で、姉弟子たちに比べて全然魔法を使えないことに焦るココに、師匠のキーフリーはある提案をする。
前回はこちら。
魔法を生活の一部に
魔法使いの町カルンでのドラゴン事件において、姉弟子たちの魔法陣を迷いなく描く姿を目の当たりにしたココ。
アイデアを出すことで貢献したとはいえ、実践においてはただ見ているしか無かった。
入門したばかりなので当前のことなのだが、自分だけができないという状況は焦りを生むようだ。
魔法陣を構成する要素の組み合わせの発想と、きれいな線を描く技術の両方が必要だが、まだまだ経験が足りない。
それでも収穫はある。
炎を生み出す魔法と浮遊魔法を組み合わせた火炎玉(焚火球)を作ることができるようになった。
きれいな円を描くアガットのやり方を凝視して繰り返し練習し、コツを覚えてきている。
そんな彼女に師匠のキーフリーからのアドバイスは、魔法を生活の中に溶け込ませること。
魔法使いの家系で育っていないココには、まず日常の一部として取り入れさせるのが近道かもしれない。
例えばキーフリーは水の魔法が得意だが、そのきっかけは水に濡れるのが嫌いだったからという意外な理由。
具体的にはココの火炎玉を料理に生かすことで応用させようとの試みだ。
火力の強さや浮力の大きさを臨機応変に使い分ける必要があるのでいい訓練になりそう。
ペンをもつ手がまだぎこちないが、だいぶきれいに描けるようになってきた。
ココは炎系が得意になっていくのかな。
食事のたびに実践すればかなりの練習量になるね。
カルンでは結局新しいペンを購入出来なかったようなので、キーフリーのおさがりのままだが、使っているうちに慣れてはくるだろう。
ココの周辺にも平和な日々が戻ったかと思ったがそうもいかないらしい。
ピクニックでの留守の間にアトリエに訪問者が現れた。
キーフリーの魔法使い仲間のようだが、ココに対して友好的ではない。
名前はオルーギオ。
キーフリーが大講堂に住みたがらない理由や過去について知る人物かもしれない。
登場の仕方が不審者なオルーギオから隠れるココがかわいい。